食洗機を使いたいんだけど、ウチは賃貸だから大丈夫なのかしら?
大家さんに交渉したほうがいいのかな?
卓上型なら多分大丈夫だよ。交渉のために気をつけるポイントを紹介するよ!
「子供が小さいので家事の時短をしたいが、賃貸物件で食洗機を使えるのか不安で、買うかどうか迷っている」
「引越し先で食洗機を使いたいから大家さんに交渉したいが、どう話を進めたらいいかわからない」
卓上型食洗機を賃貸物件で使うためには、自分の判断で勝手に工事をせず、まずは大家さんに説明をしておいたほうが無難です。
気をつけるべきポイントと、なるべく大家さんから同意してもらえるための工夫をご紹介します。
<この記事でわかること>
・卓上型食洗機(分岐水栓タイプ)を取り付けるために大家さんに交渉する時の注意点
・なるべく大家さんから同意をもらえるための工夫
食洗機を賃貸マンションで使うために知っておくべきこと
分岐水栓型食洗機を使うには設置工事が必要
食洗機を賃貸マンションやアパートで使えるようにするためにはちょっとした工事が必要です。
システムキッチンに組み込むようなビルトイン型の食洗機はそもそも導入できないですし、毎回タンクに水を吸水するタンク型は毎日食器を洗うファミリーの方にはあまり向いていません。
賃貸マンションでファミリー層が新しく食洗機を使う場合、分岐水栓型の食洗機が一番有力な選択肢になってきます。
分岐水栓型の食洗機を導入するには、水道管から入ってきた水を、蛇口と食洗機それぞれに送るための「分岐水栓」を水道に取り付ける設置工事が必要です。※
ある程度DIYの経験がある人なら個人で取り付けもできないわけではありませんが、水回りの設備の工事は安全とはいえないため、専門業者に依頼をするほうが無難です。(費用相場は5千円~1万5千円程度です。自分で探すのが難しい場合は、購入したお店に紹介を頼んでみてもいいでしょう。)
しかし、建物設備を改造するということになるので、家主・大家さんに許可を取る必要があります。
※ただし、電源が設置場所の近くにない場合は、電気工事が必要になるので、交渉してもだめな場合があります。
大家さんが気にしているのは原状回復できるかどうか
大家さんの中には食洗機の設置工事がどんなものか知っている人も多いですが、年配の方ならよくわからないと不安になって、説明を十分に聞いてくれずお断りされることもあります。
工事業者と事前に打ち合わせをして、どんな工事をするのか、原状回復が出来るのかどうかを教えてもらっておきましょう。
とは言え、分岐水栓の工事は、お使いの蛇口のタイプに合った分岐水栓を取り寄せ、水道の元栓を締めた上で、蛇口を一旦取り外し、分岐水栓を取り付けるだけのシンプルな工事です。
退去時にも分岐水栓を外して元に戻すだけなので、建物に傷がついたり穴を開けるわけではありません。
きちんと説明して、安心させてあげればまず断られることはないでしょう。
大家さんに交渉・説明する時のポイント
大家さんには原状復帰が簡単にできる工事で、騒音などに注意して周囲の住民の迷惑にならないように使うつもりであることを説明する必要があります。
管理会社が説明を代行してくれる場合も多いですが、自分でもポイントを押さえておきましょう。
建物に傷がつくことはない
先ほど説明した通り、蛇口部分に部品を取り付けるだけの工事なので、壁に穴を開けたり、蛇口が傷ついたりすることはありません。
まずはこの点を説明して、大家さんに安心してもらいましょう。
退去時に原状復帰する意思があることを伝える
退去する時には分岐水栓を取り外して元通りにするつもりであることを伝えましょう。
なお、取り外しも専門業者に依頼する場合、取付費用と同じぐらいの料金が発生すると思っておいたほうがいいでしょう。
(引越し業者がサービスでやってくれることもあります。退去時には忘れずに確認しておきましょう)
工事方法をきちんと伝える
買う予定の食洗機のカタログや写真を持っていったり、設置の様子を伝える動画をスマホで見せたりなどの工夫をすると、大家さん側でもイメージが湧いて、説得がやりやすくなります。
食洗機が出す音に配慮するつもりがあることを伝える
卓上型の食洗機はビルトイン型に比べてやや運転音は大きめですが、それでも約35デシベルから45デシベルで、目安としては「図書館の中」「昼間の閑静な住宅街」程度の音量です。
通常の利用方法なら基本的に近所迷惑になることはないことを伝えましょう。
気にする人が隣や階下に住んでいるようなら、深夜などの時間には使わないようにするなどの配慮をする意思を伝えましょう。
なお、食洗機が故障したり、設置台がずれている場合は音が大きくなるので、使うときも音や振動に異常がないか注意して使いましょう。
賃貸マンションで食洗機を使うために大家さんに交渉する時のポイントまとめ
家事時短のために分岐水栓型の食洗機を使いたくなったら、実際に買ってしまう前に、大家さんに交渉します。
「建物に傷がつかない簡単な工事です」
「工事に慣れている専門の業者に依頼するから安全です」
「退去するときには元通りにします」
「使うときには音に注意して周りの住人の迷惑にならないように気をつけます」
といったポイントに注意して、大家さんが安心してOKしてくれるようにきちんと話をしましょう
どうしても水道に設置工事をするのに大家さんが難色を示すようなら、改めてタンク式の食洗機を考えてもいいでしょう。
分岐水栓型に比べて、給水の手間はかかりますが、それでも家事の時短はできますし、手荒れを気にしなくていいメリットは大きいと思います。
おまけ:工事業者にぼったくられないために・・・
先にも説明した通り、分岐水栓の設置工事はそんなに高額な料金を請求されることはありませんが、世の中には利用者側の無知に付け込んだぼったくり業者もたくさんいます。
ぼったくり業者ではないかの見極めのポイントとして、「ぼったくり業者はホームページに会社名や所在地の記載がない」「ホームページを見たら5千円お値引きします。今なら50%オフ! などの極端な値引きのキャッチコピーがある」など、明らかないかがわしさを感じさせるというのがあります。
マンションの管理会社がオススメの工事業者を紹介してくれる場合もありますが、高額な請求をされて泣きを見ないためにも、注意深く業者選びをしましょう。
下記のページをチェックして、おくことをおすすめします。
悪質水道業者を見極める大切なポイント(外部サイト)
https://suidou-dr.com/akushitsu.html
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